フコイダンの健康効果はたくさん

1.血を固まりにくくする
血を固まりにくくする
フコイダンの作用で血液を固まりにくくしてサラサラにしたり、血栓ができるのを防ぐといった反応が報告されています。
フコイダンを使用した抗血栓薬などが作られる可能性もあるようです。
今後ますます注目される可能性の高い成分の1つになるでしょう。
2.胃のピロリ菌阻害する
胃のピロリ菌を阻む
フコイダンは胃の粘膜を保護する作用があるとともに、ピロリ菌が胃の粘膜に住み着くのを阻害する働きがあるといわれています。
胃は酸性度合いが高いので、基本的に菌は生育できない環境にありますが、ピロリ菌は自分のまわりをアルカリ性にするバリアを張ることができるので、胃に住むことができます。
ピロリ菌は胃に炎症を起こして、胃の粘膜を弱めることで食べ物からの刺激を受けやすくなります。
結果として十二指腸潰瘍や胃潰瘍になってしまう可能性が指摘されています。
フコイダンを積極的に摂取して、胃の粘膜を保護したり、ピロリ菌が住みにくい環境を整えることができる可能性があります。
3.コレステロールを抑制する
コレステロールに働きかける
フコイダンを摂ると、血中のコレステロール低下が報告されています。
コレステロールは悪いものと言われがちですが、ホルモンの材料や細胞膜の構成成分であり、必要な栄養素です。
コレステロールは肝臓からのコレステロールを全身に運んで蓄積させてしまう悪玉コレステロール、全身にたまったコレステロールを肝臓に運びなおしてくれる善玉コレステロールの2種類があります。
大事なのはコレステロールのバランスですが、生活習慣や食習慣の乱れでコレステロールが増えすぎると、さまざまな病気にかかってしまいます。
フコイダンにはコレステロールを下げる効果があるということですので、普段の食生活で積極的に摂りいれることをおすすめします。
4.がん細胞の抑制
がん細胞に働きかける
研究者の間でも意見はわかれていますが、フコイダンはがん細胞の増殖を抑える働きがあるとされています。
具体的には、フコイダンによってアポトーシスと呼ばれる、細胞が自分で死んでいく作用が促されたり、がん細胞が血小板に付着するのを阻害して、がん転移の可能性を下げると効果が期待されます。
5..肝臓に働きかける
肝臓を強くする
フコイダンを摂取することで、細胞を保護したり、間接的に肝臓の細胞を増やす力を高めて、肝臓の機能を強くします。
肝臓の機能が強まると、食べた物の解毒作用や、エネルギーを貯蔵する、消化酵素を出すといった循環がうまくいくようになります。
普段お酒を飲みすぎるような方は、特にフコイダンを摂取すると二日酔いなどにもなりにくくなるという効果があります。
6.アレルギーを軽減する
アレルギーを緩和する
フコイダンは花粉症などのアレルギーを軽減するといわれています。
花粉が体に入ると抗体と呼ばれる攻撃物質が作られます。
この抗体が体内の肥満細胞に付着すると、花粉症にかかるスイッチの役割をしてしまいます。
このスイッチを花粉が刺激していくことにより、肥満細胞に含まれているヒスタミンなどのかゆみを起こす物質をまきちらすことで、花粉症特有の症状がでてくるというわけです。
フコイダンは、花粉が最初に体内に入ってきたときに出来る抗体が作られないように働きかける効果があります。そのため、花粉症の軽減が出来るのです。
7.ウイルスに対抗する
ウイルスに対抗する
フコイダンの効果で、風邪やインフルエンザ予防になるという報告があります。
フコイダンが直接ウイルスをやっつけるというよりは、ウイルスによる悪い影響を阻むというような形です。
